電子カルテ情報共有サービスへの対応について
電子カルテ情報共有サービスとは
電子カルテ情報共有サービスは、患者の本人確認・同意等の所定の手続きのもと、医療機関で記録された電子カルテ情報の一部を医療機関等の間で共有するために国が整備している仕組みです。
制度の対象となる情報、利用要件、同意取得方法、運用方法等の詳細については、厚生労働省HPをご確認ください。本ページでは、Dynamicsの対応に関係する内容を中心にご案内します。
現在の電子カルテ情報共有サービスの位置付け
これまでの国の公表内容の変遷
電子カルテ情報共有サービスは、これまで国から示された運用開始時期や関連する施設基準について、複数回の見直しが行われています。Dynamicsでは、こうした国の公表内容や正式仕様の確定状況を踏まえて対応を進めています。
電子カルテ情報共有サービスは、当初の公表予定から運用開始時期が複数回見直されています。また、診療報酬上の施設基準についても、サービスの準備状況等に合わせて経過措置が延長されてきました。
- 運用開始予定の見直し:当初は2024年度中の順次運用開始が示され、その後、2025年度中(年末以降)、さらに2026年度冬頃へと見直されています。
- 2024年度診療報酬改定:「医療DX推進体制整備加算」の施設基準に「電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制を有していること」が盛り込まれ、当初は2025年9月30日まで経過措置が設けられました。
- 経過措置を延長:電子カルテ情報共有サービスの対応状況等を踏まえ、上記の経過措置は2026年5月31日まで延長されました。
- 2026年度診療報酬改定:医療DX推進体制整備加算は廃止され、新たに「電子的診療情報連携体制整備加算」が設けられました。電子カルテ情報共有サービスとの接続・活用は、引き続き施設基準の一部として位置付けられています。
対応スケジュール
モデル事業用仕様をもとに開発・技術確認
厚生労働省から、モデル事業以外では現在の仕様に基づく実装・導入を控えるよう示されていることを踏まえ、Dynamicsでは一般の医療機関への導入・提供は行わず、モデル事業用(検証用)の仕様や関連資料をもとに、可能な範囲で開発・技術確認を進めています。
国から正式仕様を公表予定
モデル事業の検証結果を反映した正式仕様が、公表される予定です。
正式仕様を反映・必要な修正と接続検証
正式仕様を確認し、それまでに進めた開発内容へ必要な修正・追加対応を行い、国側環境との接続・動作検証を進めます。
電子カルテ情報共有サービス対応版をリリース予定
開発・接続検証が完了した後、電子カルテ情報共有サービス対応版の提供を予定しています。具体的な提供時期は、正式仕様の内容や検証状況により変更となる場合があります。
診療所での運用はどう変わるか
以下は、モデル事業用(検証用)の仕様をもとにした現時点の運用イメージです。Dynamicsでの具体的な操作は、正式仕様の公表後に確定していきます。
| 場面 | これまで | サービスを利用する場合 |
|---|---|---|
| 他院情報の確認 | 診療情報提供書、患者からの聞き取り等で確認 | 所定の条件を満たす場合、他院が登録した対象情報を確認する操作が加わります。 |
| 診療入力 | Dynamics内に診療情報を記録 | 共有対象の設定や記録を行い、対象情報を診療中に都度登録、または業務終了後の一括登録します。 |
| 診療情報提供書 | 紙で発行・送付 | サービスを経由して電子的に送付します。 |
導入後の運用イメージ
導入後は、診察前に共有情報を確認し、診察中は共有対象の設定や必要に応じた登録を行います。診療中にサービスへ登録しなかった情報は、業務終了後にまとめて登録することもできます。
診療中に都度登録しなかった情報は、業務終了後のまとめて登録する運用ができます。
当日中に個別登録しなかった共有対象情報を、まとめて登録します。